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歯槽膿漏を漢方で治す~店内勉強会編②~

2018年7月27日

本日は店内で漢方商品の勉強会を行いました。

今回のテーマは生薬の力で膿んだ病態の治療をする薬でした。

膿んだ病態とは化膿したニキビや中耳炎、歯槽膿漏、乳腺炎などが該当します。

 

枳実・芍薬・桔梗・大棗・生姜・甘草が配合されています。

枳実・桔梗・芍薬は痛みを伴う化膿性の腫物があるときに使用する生薬で排膿散という漢方薬の構成生薬となっています。

枳実と芍薬が患部の緊張を緩和し膿の排出を促進、桔梗は膿を溶かす作用があるとされています。

 

また、桔梗・大棗・甘草は排膿湯という漢方薬の構成生薬で、体内の自然治癒力を生み出し、

こちらも化膿症の初期又は治りかけてきているときに使用します。

 

様々化膿性疾患に使用できますが、特に歯槽膿漏・乳腺炎に効果を発揮します。

歯槽膿漏に効果がある一般医薬品は他にはあまりありません。お悩みの方はぜひご相談下さい。

 

ワグラスD錠(第2類医薬品)

効能・効果

化膿性疾患(フルンケルa)、カルブンケルb)、腫物、るいれきc)、リンパ腺炎、蓄膿症、歯槽膿漏、中耳炎、乳腺炎)の改善又は回復促進

a)フルンケル:患部が狭いおできのことを示します。毛孔から化膿球菌が侵入し、炎症を起こしている状態です。
b)カルブンケル:フルンケルが集まって患部が広がったおできのことを示します。
c)るいれき:結核性の頸部のリンパ節(腺)炎のことを示します。